注意すべき「利回り」

不動産投資で最初に覚えておかなくてはいけない言葉が「利回り」だ。新聞の折込チラシなどに「利回り◎%」とある。投資に関心のある人なら目にしたことがある単語だろう。なかには、利回り7%,8%と景気のいい数字が書かれているチラシもあり、株式などの金融商品に比べても儲かりそうに見える。

 実はこの、チラシに書かれている「利回り」の大半は「表面利回り」あるいは「想定利回り」と言われるもの。「表面利回り」は年間で入る賃料で物件価格を割るという単純な内容。例えば、毎月の賃料が5万円なら、年間の賃料は60万円。物件価格を500万円とすると、計算は60万円÷500万円となり、利回りは12%ということになる。これなら、利回り10%をらくらくクリアしており、安全な物件のように思える。

 しかし、賢明な方ならここで、ある疑問を抱くことだろう。9年間賃料÷物件価格だとすると、ローンを借りて投資した場合の金利はどうなるのだろうか、と。毎月払う管理費や修繕積立金、それに税金も必要なのにもかかわらずである。

 そう、表面利回りだけ見ていても、実際の利益がいくらになるのかは全く見えてこないのだ。その点には注意すべきだろう。

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